判断基準を見直すだけで仕事と人生がうまく回り始める理由

人は誰しも、「自分にとって何が大切か」という判断基準の優先順位を無意識に持っています。

この判断軸の優先順位は人それぞれであり、ある人にとっては「成果や結果」、ある人にとっては「成長や学び」、ある人には「人とのつながり」が最上位にくることもあります。

この”自分だけの判断基準の優先順位”に気づき、それに沿って行動する時、私たちは最も自然に、最大のエネルギーと集中力、そして充実感を得られるようになっています。

逆に、自分の判断軸に反したことばかりをしていると、どれだけ頑張っても疲弊し、成果も続かず、満たされない日々が続いてしまいます。

このセッションでは、あなた自身の判断基準を明確にし、仕事と人生を”自分の優先順位”で整える第一歩を踏み出します。

多くのビジネスパーソンが抱える共通の悩み

「やることは山積みなのに、何から手をつけていいかわからない」
「重要な仕事に集中したいのに、雑務に追われてしまう」
「上司や同僚の依頼を断れず、疲弊している」
「キャリアの方向性に迷っている」
「自分にとって『仕事の意味』がわからなくなっている」

これらの問題の根本原因は、自分軸に基づいた明確な判断基準がないことです。

判断軸が不明確だと

  • 他人の要求に振り回される
  • エネルギーが分散し、どの仕事も中途半端になる
  • 重要度の低い業務に時間を浪費する
  • 常に「これでいいのか?」という迷いを抱える

逆に、自分軸の判断基準が明確になると

  • 迷うことなく即座に判断できる
  • 本当に重要な仕事に集中できる
  • 適切に「No」を言えるようになる
  • 仕事の成果と満足度が同時に向上する

といった明確な違いが生まれてきます。

自分軸構築メソッドの具体的なアプローチ

このセッションでは、あなたの職場での判断基準を根本から整理し、人生における明確な優先順位体系を構築します。

ステップ1:自分軸の発見

なぜ自分軸の明確化が必要なのか? 多くの人は「頑張って働いている」つもりでも、実は自分が本当に大切にしたい基準と現実の行動にズレがあります。セッションではセラピストとの対話を通じて無意識下に隠れている本当の自分軸・自分が大切にしたい判断基準を明らかにしていきます。

具体的な対話内容の例:

  • 「仕事において最も重要だと感じる判断基準は何ですか?」
  • 「職場でエネルギーが湧く瞬間と、枯渇する瞬間の違いは?」
  • 「理想の働き方を実現するために絶対に譲れない判断軸は?」

ステップ2:現在の業務と判断基準の整合性チェック

現状分析の目的: 日々の業務が自分の判断基準とどの程度一致しているかを客観的に評価し、エネルギーの無駄遣いを発見します。

分析項目:

  • 現在の業務を判断基準との関連度で分類
  • 高価値・低価値業務の時間配分を可視化
  • エネルギーを消耗させている業務の特定

よくある発見: 「重要だと思っていた業務の多くが、実は自分の判断基準から離れたものだった」 「本当に価値を感じる業務には全体の20%しか時間を使えていなかった」「本当に自分がやりたい仕事が何なのか、わかった」

ステップ3:自分軸に基づいた働き方の構築

実践的な判断基準の明確化: 自分軸に基づいて、日々の業務判断で使える具体的な基準を作成します。

作成する基準例:

  1. 即決基準:「この業務は私の判断軸TOP3に関係しているか?」
  2. 時間配分基準:「自分軸業務に最低60%の時間を確保できているか?」
  3. 断る基準:「この依頼は他の人でも対応可能か?」

セッション後の実践方法の例:

  • 毎朝の業務計画で判断基準を適用
  • 週末に自分軸との整合性をチェック
  • 月次で基準の見直しと調整

このメソッドで実現できる職場での変化

判断力の向上

Before: 新しい案件が来るたびに「受けるべきか断るべきか」で悩む 

After: 判断基準に照らして短時間で判断できる

集中力の向上

Before: 複数の業務を中途半端に進めて、どれも完成度が低い

After: 重要な業務に集中し、高いクオリティで完遂できる

ストレスの軽減

Before: 「本当にこれでいいのか?」という迷いで常に不安 

After: 自分の基準で行動しているという確信でメンタルが安定

交渉力の向上

Before: 上司や同僚からの依頼を断れずに業務過多になる

After: 論理的な根拠をもって適切に断れるようになる

キャリア設計の明確化

Before: 「なんとなく昇進したい」という曖昧な目標 

After: 自分の判断軸を実現できるキャリアパスを描ける

こんな方に特におすすめです

  • マルチタスクで何から手をつけていいかわからない
  • 上司や同僚からの依頼を断れずに時間が足りない
  • 重要な仕事に集中したいのに雑務に追われる
  • 転職すべきか現職で頑張るべきか迷っている
  • 管理職として部下の業務配分に悩んでいる
  • ワーク・ライフ・バランスを取りたいが基準がわからない

セッション後の具体的な変化(体験者の声)

・「業務の優先順位を決めることにストレスを感じなくなった」
・「“本当に大事なこと”を軸に動けるから、迷わなくなった」
・「日々の判断に自信が持てるようになった」
・「自分の時間とエネルギーを守れるようになり、プライベートの趣味や家族との時間が充実するようになった」

セッションの流れ

STEP
現在の職場での課題と理想の働き方についてヒアリング

セッション冒頭では、今の職場で「どこに負荷や違和感があるのか」「どんな働き方ができたら理想的か」を言語化してもらいます。このステップでは、本人が日常で“当たり前”だと思って受け流している部分に光を当てることで、価値観の手がかりを探ります。

質問例(課題の棚卸し)

  • 「今、職場でどんなことに一番ストレスを感じていますか?」
  • 「やる気が出にくい時、それはどんな業務や場面ですか?」
  • 「1日の終わりに“今日は無駄だったな…”と感じるのはどんな時ですか?」
  • 「最近、“もう無理かも…”と感じた瞬間はありますか?」

狙い
・価値観とズレている業務や人間関係の存在に気づいてもらう
・「やりたくないこと」から「本当に望むこと」の輪郭を浮かび上がらせる

質問例(理想の働き方のイメージ)

  • 「本当に充実して働けた一日があるとしたら、それはどんな日ですか?」
  • 「心から『この仕事は意味がある』と思えるのはどんな瞬間ですか?」
  • 「今の職場で、“もっとこうだったらいいのに”と思う点は何ですか?」
  • 「今後のキャリアにおいて、“絶対に譲れない条件”は何ですか?」

狙い
・理想の状態=価値観が満たされている状態を描いてもらう
・“本人の中にすでにある答え”を表面化させる

STEP
判断軸発見対話を通じて、あなた独自の判断基準を明確化

セッションで見えてきた「価値観」を、実際の職場での行動や判断に使えるよう、具体的な“判断基準”へと翻訳していきます。
ただ価値観を知るだけでは変化は起きません。「この仕事は引き受けるべきか?」「この時間の使い方は正しいか?」という問いに、自分自身で“Yes/No”を決められる基準を持つことが、迷いのない働き方につながります。

対話の一例

セラピスト:
「たとえば“人の成長を支援する”という価値観を軸にする場合、
 “この業務は誰かの成長につながっているか?”と自分に問いかけてみると、判断が早くなるかもしれません」

クライアント:
「たしかに、それを基準にすると、どの仕事に時間を割くかすごく選びやすくなりますね…!」

セラピスト:
「では、それを“判断基準①”として明文化してみましょう。
 『この仕事は人の成長に寄与しているか?』――この問いに“YES”であれば、優先度が高い、という感じで」

STEP
基準構築:自分軸チェックリストを完成させ、日常に実装する

セッションの終盤では、これまで明らかになった価値観と現状分析をもとに、
あなた専用の「自分軸チェックリスト」を3〜5つ作成します。
これらの問いは、迷いや葛藤が起きたときに立ち返る“あなたの羅針盤”として日々の業務判断を支えてくれます。

チェックリストの例

この仕事は、私の価値観TOP3のどれかに貢献しているか?
 → → Yesなら進める。Noなら再検討。

これを引き受けることで、自分にしか果たせない役割を担えているか?
 → → 汎用的な依頼なら、他者への委譲を検討。

これを断ったとき、本当に“重大な不利益”があるか?
 → → 恐れから受けていないか?感情と事実を切り分けて判断。

この選択は、長期的に自分の理想の働き方に繋がっているか?
 → → 短期の利得と長期の方向性を照らし合わせる。

大切なのはセッションが「気づきで終わる」のではなく、“日常で判断力が変わる”=実用性のある変化として定着することです。
そのための工夫としてセッション終了後には、セッション内容と一緒にまとめた自分軸チェックリストをPDFでお渡しします。毎朝の業務計画や、依頼を受けた時などにすぐ見返すことで自分軸に基づいた判断が定着します。

セッション(90分)の流れ

このメソッドにより、迷いのない効率的な働き方と、自分らしいキャリアの両方を手に入れることができます。