
同じ現実なのに、なぜこんなに違うのか
私たちは、同じ現実を生きているはずなのに、
違う世界を見ているように感じることはありませんか?
同じことを言われたのに、気にする人と、まったく気にしない人がいます。
同じ出来事なのに、「最悪だ」と感じる人と、「たいしたことじゃない」と感じる人がいます。
同じ人と関わっているのに、「安心できる」と感じる人と、「信用できない」と感じる人がいます。
なぜこんな違いが生まれるのでしょうか。
その理由は、私たちがそれぞれ違う「フィルター」を通して現実を見ているからです。
私たちは、それぞれ別の「世界」を生きている
私たちは、現実そのものを見ているのではなく、
自分の中にある「前提」や「ルール」を通して、世界を見ています。
たとえば、こんな前提です。
- 人は基本的に裏切るものだ → 弱みを見せてはいけない → 人といてもどこか距離を置く
- 失敗したら人生は終わる → ミスは許されない → 小さな失敗を何日も引きずる
- 愛は条件を満たした人にだけ与えられる → 期待に応え続けなければならない → 自分の気持ちより相手を優先する
- お金があればすべて解決する → 稼ぎ続けなければ価値がない → 十分あっても「まだ足りない」と感じる
- 悟らなければ意味がない → 今の自分はまだ不完全 → 常にどこかを目指し続ける
こうした「前提」や「ルール」が 積み重なってできたものが自分だけの「世界」です。
私たちは現実を見ているのではなく、この世界を通して現実を見ています。
そして私たちはみな、それぞれ違う前提を持っています。
だから同じ出来事でも、まったく違うものとして体験される。
私たちは、ひとつの現実を生きているのではなく、それぞれの「世界」を生きているのです。
なぜストレスが生まれるのか
ストレスは、あるがままの現実そのものからではなく
「自分の世界のルール」と実際に起きた出来事がぶつかるときに生まれます。
たとえば、
「ミスは許されない」という世界にいる人がミスをしたとき。
「嫌われてはいけない」という世界にいる人が誰かに否定されたとき。
「稼ぎ続けなければ価値がない」という世界にいる人が思うように稼げないとき。
出来事そのものが問題なのではなく、その出来事が自分の世界のルールと相反するものであったときに
苦悩が生じるのです。
裏を返せば、同じ出来事でも、そのルールがなければ受け取り方はまったく違うものになります。
そうした意味で、ストレスとは、自分が「どんな世界にいるのか」を教えてくれるサインでもあります。
フィルターは、何枚も重なっている
自分の「世界」は、 ひとつの前提やルールでできているのではありません。
いくつもの前提が層をなし、何枚ものフィルターが重なることで自分だけの「世界」が形づくられています。
しかもそれらの前提は、自分で意識して選んでいるものではありません。
生まれ育った環境やこれまでの経験、周囲との関わりの中で少しずつ形成されていったものです。
だからこそ、私たちはそうした前提に気づかないし、疑うこともありません。
ただの考えというレベルではなく、前提=現実そのものになっているからです。
そのため、頭ではそれが単なる考えに過ぎないと理解していても、
実際の場面では、その思考を疑う余地のない現実のように感じ、反応してしまいます。
これが、「わかっているのに行動を変えられない」「同じパターンを繰り返してしまう」
ということを私たちが経験する理由です。
相手もまた、その人の世界を生きている
目の前の相手も、その人だけの前提とルールの中で世界を見ています。
理解できない相手の言動も、その世界の中ではとても自然で合理的なものです。
私たちがぶつかるのは、どちらかが間違っているからではなく、立っている「世界」が違うからです。
New Alchemyがやっていること
New Alchemyのセッションは、何かを変えるためのものではありません。
あなたが見ている「世界」の真実性をひとつずつ見ていくプロセスです。
無理に手放すのではなく、様々な角度から見ていく。見ていくうちに、
それが絶対の真実ではなかったという気づきが訪れます。
それは自分がまとっている
「世界というヴェール」が一枚ずつ剥がれていくプロセスです。
一枚剥がれると、また別の前提が現れることもあります。
それでもヴェールが剥がれ落ちるたびに世界は少しずつ明るく静かになっていきます。
どの「世界」が正しいのかを見つけることではなく、どんな世界にも縛られずにいられることが、
本当の自由です。
もし今、何かに強く縛られていると感じているなら、それは「現実」ではなく、
何かの「世界」に縛られているサインです。
New Alchemyは、その「世界」から自由になるための場です。
少しだけ、自分の世界を見てみようと思う方へ。
